・ 公立校の逆襲 S.H氏
「公立校の逆襲」という激しいタイトルの記事が朝日新聞に連載されている。もしかしたら、
首都圏版のみの特集で首都圏以外ではないかもしれない。
平成17年11月29日付けの記事に、私はちょっと目を奪われた。東京都千代田区で開か
れた区立九段中等教育学校の説明会の中の模擬授業での一コマ。数学のマジシャンと紹
介された数学の先生が聴衆に問いかけた問題
「5を7で割ったとき、小数第100位の数字は何?」
これは、循環小数に関する問題であるが、出題の仕方がとても新鮮に映った。
「こういう出し方もあるんだ〜!」 小数第100位は何?という知的好奇心がくすぐられる
ような問いかけに多分聴衆は釘付けになったに違いない。
5を実際に7で割ってみると、
0.714285714285714285714285714285714285714285714285・・・・
「714285」が一つの循環節になって、以後その繰り返しになっていることが分かる。
「714285」は、6個の数字からなり、この循環節は小数第100位まで、
100÷6=16 ・・・ 4
から、16回繰り返す。小数第100位の数は、17回目の繰り返しの途中、4番目の数である。
したがって、求める数は、 「2」 となる。