素朴な疑問です。
3桁の合成数の中で、素因数分解が人間的に最もやりにくい数はいくつだと思いますか。
ここで云う「人間的に」というのは、「手計算で」という意味と考えてもかまいません。
つまり、
(1) 2、3、5、11のように、倍数判定法が手軽に行える素因数をもつものは、手計算しやす
いので除く。
(2) 平方数や立方数のような有名数や、それらを用いて簡単に手計算できるものは除く。
例えば、899=900−1=(30−1)(30+1)=29・31 なので、899は人間的には素
因数分解しやすい。
また、639のような数字は、十進数表記で「63」と「9」という数字があり、9を素因数にもつ
ことが容易に判るので、639は人間的には素因数分解しやすい。
私は、713や799、817、931などが難しいと思うのですが、皆様は如何でしょうか?
(1)は客観的に判断しやすいのに対して、(2)は主観的要素が多く入ってくると考えたため、
あえて“人間的に”ということばを用いました。
(コメント) 大人気の韓流ドラマ「愛の不時着」風に言えば、「989」が私の推しで、その魅
力がヤバイ!となるかな?
「989」は、一見素数っぽいが、989=23×43 と素因数分解され、合成数である。
DD++さんからのコメントです。(令和3年7月31日付け)
個人的には 901 ですかね。「何かできそう」感が単純に障害にしかならないやつ。931 とか
の方が何も期待する気がおきない分、結果的に楽なのではないでしょうか。
3156さんからのコメントです。(令和3年7月31日付け)
989は、所見では私も素数だと思い、素因数分解できたことに驚きました。2桁の素数の積
で表される最大の3桁の合成数ですね。
901の「何かできそう」感、非常によくわかります。「100n±1」型の合成数はその雰囲気が
ありますが、それが障害になる例としては、299や301などでしょうか。
構成するすべての位の数が平方数という点でも、901は秀逸ですね。
931は私が挙げた4つの例の中では比較的容易ですが、3個の素数の積になる例として挙
げてみました。
#中学生が素数や素因数分解を習う際に、素数と間違えやすい合成数として、51や91が有
名なようですが、3桁ではどうだろうと思い、うかがってみました。