・2項定理の拡張                          GAI 氏

 通常、2項定理と言えば、 (x+y)nk=0n nkkn-k でしか認識していなかったが、
zを任意の実数として、

 (x+y)nk=0n nk x・(x土kz)k-1・(y干kz)n-k (ただし、x≠0)

 更に、z1、z2、・・・、zn を任意の実数、e1、e2、・・・、en を0または1をとるすべての2n通りの
独立な組み合わせすべてを対象とする和で、

(x+y)n=狽・(x+e1z1+・・・+enzn)^(e1+・・・+en-1)*(y−e1z1−・・・−enzn)^(n-e1-・・・-en)

でも構成可能であることが驚きであった。

 上式は、アーベル(N・H・Abel)が、下式はフルビッツ(A・Hurwitz)という。



              投稿一覧に戻る