・ 逆転の発想 S.H氏
今はテレビ番組の秋の改編期で、特番が続く。基本的につまらない特番が多いが、クイズ
番組だけは必ずチェックするようにしている。そこでは、現代日本に生きる人々の発想の源
(みなもと)が垣間見られる。
平成16年9月29日テレビ朝日放送のクイズ番組「タイムショック」で、面白い問題が出題
された。1分間という時間の制約の中で皆さんはどれくらい答えられるであろうか?選ばれ
て解答者になった方は、3つぐらいしか答えられなくて、あえなく「トルネード」になってしまっ
たが...。
問題 よみが「ちゅう」となる漢字を、12個あげなさい。
「ちゅうがく」、「ちゅうい」、「こんちゅう」、「ちゅうかい」、「ちゅうせん」、・・・ を漢字に直す
という問題だったら、すぐ答えられる方が多いと思うが、上記のような問題だと、少しまごつ
いてしまわないだろうか?
その原因は、このような問題に「慣れていない」からである。
あるTVのCMで、
『日本では、「1+2=?」「2+5=?」というタイプの問題練習は盛んにやるが、
「?+?=8」「?+?=10」のような問題は、あまりやらない。柔軟な発想を
養うため、欧米では、むしろ「?+?=8」のタイプの練習を重視している。』
というのがあった。国語の試験で、「よみがな」を漢字に直す問題は頻出であるが、上記の
ような問題形式は普段あまりやらない。
さて、上記の問題の答えであるが、思いつくままにあげてみると、
中、注、虫、仲、抽、昼、柱、忠、宙、駐、酎、厨、鋳、衷、註、・・・・・・・・・・
さあ、あなたの発想の自由度はいかがでしたか?