奇数、偶数の逆数でのべき乗交代級数について調べてみると、
Odd(s)=1/1^s-1/3^s+1/5^s-1/7^s+1/9^s-1/11^s+・・・・
Even(s)=1/2^s-1/4^s+1/6^s-1/8^s+1/10^s-1/12^s+・・・・
のとき、次の極限値を持つ。
Odd(1)=π/4=0.785398・・・
Even(1)=log(2)/2=0.346573・・・
Odd(2)=Catalan数=0.915965・・・
Even(2)=π^2/48=0.205616・・・
Odd(3)=π^3/32=0.968946・・・
Even(3)=3/32*ζ(3)=0.112693・・・
Odd(4)=(psi'''(1/4)-psi'''(3/4))/1536=(psi'''(1/4)-8*π^4)/768=0.988944・・・
Even(4)=7*π^4/11520=0.059189・・・
Odd(5)=5*π^5/1536=0.996157・・・
Even(5)=15/512*ζ(5)=0.030378・・・
Odd(6)=(psi'''''(1/4)-psi'''''(3/4))/491520=0.998685・・・
Even(6)=31*π^6/1935360=0.015399・・・
なお、
psi(x)=d/dx(logΓ(x))=Γ'(x)/Γ(x) :digamma function
であるとする。
奇数、偶数でこんなにも開きが大きくなるとは思ってもいなかった。数の"1"が奇数グルー
プにいることが,決定的な原因を作っている。