最大瞬間風速って分かりにくいと思いませんか？最大瞬間風速５０ｍと言われても、あま
りピンとこない。
５０ｍは、時速に変換すると、５０×６０×６０÷１０００＝１８０（ｋｍ）になる。これは、西武
の松坂投手の投げる球速よりも速く、新幹線より遅いぐらいと大体の実感がわいてくる。
車を運転している人にとって、時速１８０ｋｍは普通体験できない速さだ。それだけに、時
速１８０ｋｍの凄さがひしひしと伝わってくる。
風速って、どうして秒速何ｍでしか表現しないのだろう。とても不思議だ。
今年は、台風が多発している。日本近海の海水温が上昇していることが一因らしい。
８月１９日マーシャル諸島で発生した台風１６号の最大瞬間風速が、７５ｍだったとか。これ
は、時速２７０ｋｍだ。これだと、もう風の凄さを表現する日本語はないのだろう。天気予報
では、風速３０ｍ以上で、「猛烈な風」と表現するくらいだから、推して知るべしですね。
今、台風１８号も猛威をふるっている。何とか台風を制御することはできないのだろうか？
自然科学も、自然の前になす術がないというのでは、とても寂しい気がする。
