・ 高速道路料金                  S.H氏

 毎日通勤に高速道路を利用している。ETC割引(通勤割引)のおかげで経済的には楽
をさせてもらっている。もちろん時間的にも...。

 回数券の時代は、なるだけ回数券を使わないで済むようにと、何とか早起きして、一般
道路を利用するようにしていたが、それでも朝の忙しいとき、回数券のお世話になること
が多かった。そのときはよく、「明日こそは早く家を出よう!」と決意したものだ。

 ETCになって、その決意はどこかに消え去ってしまった。渋滞知らずで、料金所で直接
お金を渡していない(実際は瞬時に電子決済されているが...)という気楽さからか、つ
いつい何も考えずに、ETCを利用してしまっている。きっと、これがETC導入のねらいな
のだろう。ものの見事にその策にはまってしまっている感じだ。

 ETCの普及率をあげようと、いろいろな料金割引の話が目白押しだ。ちょっとしばらくは
策にはまったふりをしておくことにしよう。(ちょっと負け惜しみかな?)

 ETCを利用するようになってから高速道路料金に無頓着になってしまった。以前は、遠
出をしたときに現金で払っていたわけであるが、その料金の高さに辟易したものだ。

 その高速道路料金であるが、最近ある計算式のもとに算出されていることを知った。料
金は丼勘定で決まっていると思いきや、しっかり計算されていることを知り驚いた。

 利用ごとに毎回払う固定負担額(ターミナルチャージ)が150円で、後は距離に応じて支
払う額が決まっている。普通車はキロあたり、24.6円で、大型車はキロあたり、40.59
円である。ただし、走行距離が100kmから200kmまでの部分について25%、200km
を超える部分については30%の割引が行われており、長く利用するほどキロあたりの料
金が下がるようになっている(長距離逓減制)。

 これを基に、例えば、東名高速道路の東京〜名古屋間(325.5km)の普通車高速道
路料金を計算してみると、

(24.6×100+24.6×100×0.75+24.6×125.5×0.7+150)×1.05
=6946.916 (円)

となった。日本道路公団によれば、上記計算で算定後、24捨25入により端数処理を行
い、全ての区間で50円単位の料金を設定することになっているので、料金は、6950円
となる。

 しかしながら、実際の東京〜名古屋間の普通車高速道路料金は、7100円である。

どこかで計算ミスでもしたのだろうか?計算が合わないのはどうしてだろうか?
どなたか、アドバイスをお願いします.....。


(追記) 平成20年6月21日付け

 当HPの読者(T.A.さん)の方から、6月20日付けで、上記の疑問を解決するメールを
いただいた。

 どうやら、「大都市近郊区間」という概念がキーワードらしい。これは昭和47年(1972)か
ら設定された特別料金で、その区間では通常のキロあたり24.6円の1.2倍と高めの設
定になっている。この区間は建設費が高く、受益が極めて大きいという理由からのようで
ある。
ウィキペディアでは、1.2倍の31円という記述があるが、これは多分、消費税込みのものだろう。

 東名高速道路の場合、東京〜厚木の 35.0km が「大都市近郊区間」に該当し、このと
きの割引は「料金単価を利用距離で加重平均した単価」を元に計算されるとのことである。
        (↑ 何か複雑そう〜!

 以前計算した、東名高速道路の東京〜名古屋間(325.5km)の普通車高速道路料金
を、この基準に従い再度計算してみよう。

 東京〜名古屋間の加重平均単価は、

 (24.6×1.2×35.0+24.6×290.5)/325.5

=8179.5/325.5=25.129032・・・

よって、 25.129032・・・×(100+75+125.5×0.7)+150=6755.166・・・

消費税も加味して、 6755.166・・・×1.05=7092.9243・・・

 24捨25入により端数処理を行うと、料金は、7100円となって、料金表の額と一致する!

(コメント) スッキリした気分になりました。T.A.様、ありがとうございました。



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