・教科書を少し超えて                        at 氏

 2以上の整数 p に対し、 S(p)=Σ[n=1,∞]1/(n*(n+1))^p とすると、S(p)は次のような式で
計算可能。

 S(p)=((-1)^p)*Σ[k=0,p-2]comb(p-2+k,k)*(-1-p+k+Σ[j=1,floor((p-k)/2)]2*ζ(2*j)).

 いくつか計算してみると、

S(6)=(2*π^6+441*π^4+39690*π^2-436590)/945

S(7)=-2*(π^6+126*π^4+10395*π^2-115830)/135

S(10)=(2*π^10+1089*π^8+141570*π^6+10405395*π^4+758107350*π^2-8642423790)/93555

S(15)=-4*(105*π^14+46988*π^12+7936110*π^10+785674890*π^8+55215485325*π^6
    +3162341432250*π^4+213458046676875*π^2-2476113341451750)/127702575


 GAI さんからのコメントです。(令和元年5月22日付け)

 上記に、とても複雑な式が書かれてあった。そこで、p=2〜10 までで部分分数に分ける式
を頼りに考えてみたら、

S(p)=(-1)^p*{2*comb(2*p-3,p-2)*zeta(2)+2*comb(2*p-5,p-4)*zeta(4)
    +2*comb(2*p-7,p-6)*zeta(6)+2*comb(2*p-9,p-8)*zeta(8)
     +2*comb(2*p-11,p-10)*zeta(10)-comb(2*p-1,p)}

の式で計算できそうです。従って、

 S(p)=(-1)^p*(2*sum(k=1,floor(p/2),comb(2*p-2*k-1,p-2*k)*zeta(2*k))-comb(2*p-1,p))

とも組めそうです。更に、zeta(0)=-1/2 も利用すれば、

 S(p)=(-1)^p*(2*sum(k=0,floor(p/2),comb(2*p-2*k-1,p-2*k)*zeta(2*k)))


 at さんからのコメントです。(令和元年5月22日付け)

 なるほど、この式で計算できるみたいですね。ということは、私が先に書いたS(p)の計算
式は、さらに簡約できるようですね。

 GAIさん、貴重なご指摘ありがとうございます。



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