・広義積分                            ブルート 氏

 広義積分(特に置換が関与した場合)での計算の手順が分からなくなります。

0x/(1+x2)2dx の広義積分を例に、教えていただきたいです。


 らすかるさんからのコメントです。(平成30年7月30日付け)

 1+x2=t とおけば簡単に求まりますね。


(コメント) らすかるさんのヒントを参考に計算を続けると、

 与式= (1/2)∫11/t2dt=(1/2)[−1/t]1=1/2


 ブルートさんからのコメントです。(平成30年7月30日付け)

 1+x2=t とおくことで、積分範囲が変わりますよね?


 らすかるさんからのコメントです。(平成30年7月30日付け)

 積分範囲は、0〜∞ が 1〜∞になります。


 ブルートさんからのコメントです。(平成30年7月30日付け)

 私は、0〜∞を1〜∞にして、その範囲で積分して答えが出ました。でも、limを使うわけでも
ないので、もはや広義積分じゃなくなってないか?と疑問に思っていました。

 0〜aを置換により、1〜a2+1に変えて、その区間で積分し、lima→∞を行うという解法でも同
じ答えに行きつきます。

 答えは同じですが、数学的には、正式にはどちらが正しいなどあるのでしょうか?お願いし
ます。


 らすかるさんからのコメントです。(平成30年7月30日付け)

  ∫0x/(1+x2)2dx は、そもそも limt→∞0tx/(1+x2)2 dxを略記したものです。ですから、
limを使うのが本来の形ですが、∫0x/(1+x2)2dx という記法が認められていますので、こ
れも「正しい」です。limを明示的に使わなくても、積分範囲が∞までならば広義積分ですし、
「1/t に t=∞ を代入して 0 とする」のも、本来は、limt→∞1/t=0 として求めているわけです
から、limを付けて、0〜a で計算しても同じになるのは当然ですね。



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